2020.11.03
紅葉しきっただるまいもの葉は透けていた
10月中旬からだんだんとはじまっていただるまいもの葉の紅葉も、11月になりすっかりと紅葉しきって、枯れてきた。
一枚手にとってみると、葉が透けていた。
この、「葉っぱがしっかり紅葉し、枯れる」ということはとても大切で、紅葉し枯れることで葉の栄養が芋の部分へと移行し、芋が成熟するという、ということに繋がるとのこと。数年前、和晴さんが農業体験を受け入れた時、小学生の坊やから「だるまいもに葉っぱは必要なのか(いらないんじゃないか)」と質問されたそうで、たしかにそう思えるのですが、実はだるまいもはじめ長芋などの根菜類は葉っぱが必要で大事な働きをしているのですね。
葉の栄養が根に移行しながら紅葉し枯れる→デンプンが蓄えられて芋が成熟する→
春が近くなり、ためたデンプンを芽吹くエネルギーにするため糖化し甘くなる…
なぜ作物が甘くなるかというと、次世代の種たちが栄養に困らないために。
わたしたちはその作物たちの頑張りの結果を頂いています。