四代目中澤農園|オフィシャルサイト|北海道むかわ町 穂別

中澤家旬報

2020.12.06

クリスマスツリーを、山から掘ってきたの巻

 

娘が生まれて、はじめてのクリスマス。
12月6日、中澤家のクリスマスツリーになってもらうべくマツを山から掘ってきた。
この文章を書きながら「トドマツだったっけ」と聞いたら「わかんない」「クリスマスツリーっぽいのを持ってきた」と。笑

「っぽい」。中澤家のクリスマス自体、そんな感じで、なんらか鶏肉かケーキっぽいもの(シュークリームなど)は
食べるかもしれないけれど、たぶん普通に煮物とかを食べる気がします。

そんなこんなで、うちの山からクリスマスツリーを掘ってきた模様をお届け。
出発した時点では「クリスマスツリーっぽい木、どこにあるかなぁ」と目的のツリーがありそうな場所は想像できていなかったけれど、
車を走らせながら「藤さんの山はどうだろう」と。(藤さんという、うちのばあちゃんと60年来の友達だった藤ばあちゃんの山だった
場所のため藤さんと呼んでいます。)

春先に撮った写真より。「たしかにありそう」と向かったのは写真の黄色丸の場所。畑のわきっちょのこの場所へ。

がさがさ。ちなみにこのとき、当の木花も抱っこして一緒に登りました。

あれはこれは、と目星をつけて、「形がちょっと」「大きすぎるか」と見定めていき…

ゲット!「え、わたし!」と戸惑うツリーさんの声が聞こえてくるよう。

抱えて山をおります。

君を連れて帰るね。

下山。

公道へ。生まれてからずっと山のなかでお兄さんお姉さんたちとそよそよ植わさっていたことを思うと少しかわいそうな気持ちに。

2年前、厚真の海の近くで拾った子猫を家で数日保護し、さとみの両親が引き取ってくれたその出発のときの「にゃんたん」の顔を思い出した。猫でもちゃんと表情が伝わってきて、完全に心細そうだったにゃんたん。(今ではすっかり元気にさとみ実家で暮らしています^^)

そんなこんなで、地元の牛農家さんの横を走り抜け。

うちの敷地へ!

庭に植わさっている35年くらいの先輩マツさんがお出迎え。(なおこちらのマツは不格好だったため、山への植林時に庭に置いていかれ、それがここまで大きくなったもの。15メートルくらいあるかな?)

うっすらと雪の積もった庭から堆肥入りの土を掘り起こし。

ぎゅっぎゅ。

おおむね納まりました!

和晴さんのお母さんが、和晴さん兄弟が幼い頃に使っていたツリーの飾り物を巻いてくれて、この日から縁側に鎮座しています。穂別は朝方などにはマイナス20℃にもなるので山の土に植わさっていないと、凍えちゃうかな。35年の先輩マツみたいに大きくなってくれて、次世代のお嫁さん(お婿さん)が「へぇー」と見上げるくらいになってくれたらいいな。