四代目中澤農園|オフィシャルサイト|北海道むかわ町 穂別

 

唐辛子について

三代目の由幸は辛いものが好きで、自家用程度に唐辛子を育てて食卓で楽しんでいました。ある時、神奈川県で蕎麦屋を営む知り合いから「蕎麦にとって赤唐辛子は重要な役割を果たすんだよ。お宅で赤唐辛子の粉末は作ってないのかい?」と相談がありました。自家用で楽しんでいた一味唐辛子をそのお蕎麦屋さんに送ったところ、「唐辛子はすごく好評だったが、少し困ったことに…」と言われた言葉が、「お客さんが唐辛子をティッシュに包んで持ち帰ってしまうんだよ」!由幸も意外な返答に気を良くし、そこから唐辛子栽培を本格的にはじめた… というのが中澤農園の唐辛子のはじまりです。

実は北海道では赤唐辛子の生産はごく僅か。理由は、青唐辛子はトマトと同じで一定温度以上になると赤くなっていくのですが、北海道の場合は赤唐辛子になるまでに時間がかかり、収穫適期が9月~10月中旬と秋に差し掛かります。その収穫期に赤唐辛子として収穫出来るものは約50%、残りの50%は青唐辛子のまま赤くなりきれず霜に当たり傷んでしまいます。つまり北海道は赤唐辛子栽培に不向きなのです。それでも栽培を続けるのは、この唐辛子のファンが多いから。わたしたちの唐辛子は、スーパーで販売されている一般的な外国産のものより数倍の価格なのですがお陰様でたくさんのリピーター様がいてくださることで、冬の足音が聞こえてきそうな霜降る直前まで続く早朝の収穫も頑張れます。

さて、唐辛子のおいしさの秘密は北海道の涼しさ・寒さの中で太陽の光を沢山浴び、じっくりゆっくりと熟すこと。辛味と共に風味が豊かになり、寒さに耐えるために甘みも含んでくる。これがわたしたちの唐辛子栽培の肝です。三代目は「調味料でなく本物の” 薬味”」を目指して唐辛子を研究してきました。唐辛子を育てる土作りのこだわりも強く、植物や人間の体の機能を働かせるために必要なミネラルの施用はもちろん、土壌微生物性の活性化、植物の活性化を促す資材の投与も欠かさない。そうして栄養価の高い唐辛子を目指して作っています。

また栄養素と風味を損なわないように工夫した遠赤外線乾燥機も自身で試行錯誤しながら開発( ! )。乾燥し粉末にした赤唐辛子に、自然界由来の鹿角霊芝・ヒマラヤ人参・有機ゲルマニウムそして海塩とをそれぞれを粉末にし効果が見込める極微量加え、この唐辛子を普段から使ってもらうことで、日常では摂取できないようなミネラル・栄養素を摂取できるようになっています。三代目が目指す、「人を健康にする農産物」を体現したような商品なのです。
 山あいの畑で太陽をじっくり浴びた唐辛子の立ち上がってくる良い香り、ぜひお楽しみいただきたいです。


収穫時期: 9月〜10月中旬
販売時期: 通年
特記事項: 一味唐辛子のほか、唐辛子と海塩を半量ずつ合わせた「チリ塩」もあり

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