四代目中澤農園|オフィシャルサイト|北海道むかわ町 穂別

中澤家旬報

2021.06.15

さよならアスパラ、ようこそ夏たち

あっという間に、前回ジャーナルを書いてから10日間!

なにをしていたかと振り返れば、わたしは夏のお便りをつくっていた。


昨年の夏のものはこんな感じ。今見れば、「あぁーーー」と反省ばかりなりです。笑

農園で過去2年間のうちにお買い物をしてくださった方へ郵送でお届けしているお便りで、「夏の青果物が穫れはじめますよ」「秋掘りのだるまいもが穫れますよ」など、おおよそ年4回、季節の収穫物についてお知らせしているお便りです。

これを、和晴さんと二人三脚で手作りしていて、和晴さんが商品内容やコラムを考え、私が写真を用意してパソコンでパチパチと制作する。
2018年からこのスタイルでつくりはじめ、4年目。ようやく、ここ数回のDMづくりは「年々スムーズになるね!」みたいな、こなれたやりとりが交換日記に登場するくらい落ち着いてつくれるようになってきました。笑

本日印刷会社さんより、印刷を終え農園に向けて発送したとの連絡があったので、うちに到着するのが明後日、封筒詰めして皆さんのもとにお届けできるのは今週金曜日以降から、というところです。届いたら、ぜひ読んでいただけたら嬉しいです^^

さて、そんな夏のお便りを送る季節。

中澤家では昨日、今季最後のアスパラを穫り、本日今季はじめての夏野菜たちが登場しました!

販売できるだけのアスパラは収穫できない今年でしたが、それでも叔父さん家族からのお裾分けも含めて、毎日アスパラ三昧でした。

グリーンに、ホワイト、和晴さんのお友達からはパープルも届いたり!

穂別に暮らすようになって、それまでの暮らしと変化したことは、「季節ごとの野菜を食べるようになった」。
白菜やキャベツは、晩秋に収穫した瑞々しいものから一冬越冬させながら春までの間食べつなぎ・親戚が雪のあるうちからハウスで育てて春先に収穫できたものを食べ、
じゃがいもは、秋に収穫したものを一冬越冬させながら今くらいまでの間に食べるものになったし、
とうきびや枝豆は、盛夏から早秋までの食べ物になった。

なのでアスパラは、今年はさよなら、また来年。



ちなみに、現在育てているアスパラの苗はこんな感じです。<上>今年4月のアスパラ。小さな赤ちゃんアスパラがかわいい^^<下>6月のアスパラ。風にゆれてぱやぱやしています。この子たちが育ってお届けできるようなアスパラが収穫できるのはあと3年ほど。

今日の午後は、居間でPCを開き仕事をしていた。
季節のお便りは作り終えたいま、引き続き、お中元用の熨斗シールや、お野菜に同封するレターをパチパチと。

わたしに背を向けて、ばあちゃんと娘が背中を並べてふかふかの絨毯の上に座り、絵本を読んでいた。
はらぺこあおむしの絵本を開いているようだった。

「これはイチゴさんだよ。木花ちゃん今日食べたね。イチゴさん。」

そう、今日娘は生まれてはじめて、「収穫」をした^^
庭に植えられたイチゴの実がとうとう赤くなり、指をさして教えてあげたら自分で実を引っ張ってもいだ。
「(そうだね、イチゴさん食べたね)」、とばあちゃんの声を聞いていたら、

「これはカンピョウさんだよ」

「(カンピョウ!… はらぺこあおむしに、絶対に登場しない食べ物だ)」と、にやっとしてしまった。

いま検証してみるとおそらく、「梨」のことを言ったのかなぁと。
たぶん、ばあちゃんは洋梨の絵を「ユウガオの実」だと思って、かんぴょうだと言ったのかなと。

思い出しても、まだにやっとできる。笑

さてここからは写真で、ここ数日の「夏の予感」を振り返り。

6/11 30℃近く上がったんだったかな。めちゃ暑かったこの日、保護猫パトにゃんもちょっとした陰の下。
 



6/12 <上>中玉とまとの苗を植えました。<下>散歩中に見かける野草が綺麗でぐっとくる。
 



6/13AM <上>和晴さんたちが一服の飲み物を冷やしている沢水の桶に、娘からたんぽぽの差し入れ。<下>牛さんも小さな人間に興味津々!
 


6/13PM <上>梅の季節がやってきました。毎年取り寄せしている農園さんから、うちが代表して親戚やお友達家族の分も届けてもらい、50Kgくらい届いたのかな。この写真は、娘が梅をたぶんボールだと思って縁側に投げた様子。ころん。<下>枝豆の苗。種(豆)から育てて、「枝豆大好きな和晴さんの楽しみとして」がメインのためやや後回しに。笑 今年も無農薬で育てますよ!(私信)
 


6/15 初夏のソリ遊びがお気に入り。そこかしこにある綿毛たんぽぽ駅で「あ!あ!」と停車希望を出してきます。
 
さて、明日もこつこつがんばりましょう。


メロンも、ともりんも、スイカも、実が大きくなってきましたよ^^